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積層造形における熱の後処理用ハイブリッド炉ソリューション
LH 120/13DB

ナーバザムは新しいLH..DBシリーズで3Dプリント部品の熱後処理の要件に合わせた多用途のソリューションを提供いたします。この炉シリーズは柔軟性を重視した設計で、用途の幅も広く、従来から製造されているセラミックの脱バインダーや焼結のラボ規模での対応も可能です。
多用途でコンパクトな設計
この炉シリーズは、積層造形おける熱の処理工程に特に重点を置いて開発がすすめられました。使用する材料に関係なく対応できる炉シリーズを目指したためです。そのため、LH..DBシリーズの用途は空気中での脱バインダーおよび焼結プロセスに限定されません。ハイブリッド炉ソリューションとして、オプションのガスフラッシングボックスを用いることで、保護ガス雰囲気下でも使用することができます。これにより、不活性雰囲気が必要な金属やその他の材料で作られた3Dプリント部品を、最高600 °Cまで脱バインダーすることができます。さらに、その後の保護ガス下での熱処理は最高1100℃まで対応可能です。
この炉シリーズは、120ℓ、216ℓの2つのサイズがあります。現在市販されているすべてのバインダー含有材料用3Dプリンターのプラットフォームサイズに対応しています。LH..DBシリーズの炉は、コンパクトな構造が特長です。コントローラー、操作パネル、ガス供給装置、電気制御システムがすべて炉本体に組み込まれています。電源に接続するだけで、すぐに使用することができます。
実績ある技術による安全性
脱バインダー時の安全性を確保するために、DB脱バインダーパッケージを搭載しています。空気中でのプロセスでは、予熱された新鮮な空気が発生するバインダーガスを希釈し、加熱性雰囲気を発生させないようにします。不活性脱バインダー時には、安全パッケージがガスフラッシングシステムのガス流量を監視し、ガスフラッシングボックス内の確実なパージを保証します。さらに、炉室はプロセスに関係なく予熱された新鮮空気でパージされます。チャージへの熱の伝達が改善され、均一な脱バインダーが実現されます。
詳細情報
当社ウェブサイトでは、利用可能な機種とその技術仕様の詳細をご覧いただけます。当社のコンパクトなコンビネーション炉が、御社の3Dプリントプロジェクトにどのようにお役に立てるかをご確認ください。