SAL シリーズの熱風循環式ピット型炉は、密閉型レトルトを使用して、定義された雰囲気中でのプロセス向けにアップグレードできます。 これらのシステムは、特に、バルク材の熱処理に適しています。 レトルトと冷却ステーションを追加すれば、熱処理プロセスが終了した後で、レトルトを取り外して冷却ステーション内で冷却できます。敏感なコンポーネントの場合は、冷却段階において保護ガスでさらに洗浄できます。 冷却ステーションは、高出力ファンによる強制冷却がある仕様とない仕様のものがあります。 真空ポンプのある装置では、レトルトを冷たい状態で炉の外側で排気して、最後に保護ガスで洗浄します。このプロセス方法は、バルク材、非鉄金属、貴金属の熱処理に特に適しています。予備排気によって、残留酸素をレトルトからより良く、より素早く排出できます。 600 °C の最高動作温度まで、炉に真空ポンプを接続したり、真空中で運転できます。ポンプタイプによっては、 10‑5 mbar までの真空を達成できます。 炉には、不燃性保護/反応ガス用のガスパージシステムを実装できます。 安全技術を含む、水素下での運転用のガスパージシステムも追加装備として使用できます。