灰化炉L ../11 BO は、沢山のサンプルを灰化しなければならないプロセス用に特化しています。利用範囲としては、食品の灰化や射出成形工具の熱洗浄、焼損測定などです。その他の利用については、積層造形後などのセラミック製品の脱バインダーとしても使用できます。
灰化炉には、受動的安全システムと装備された排ガス後処理がついています。排ガスファンにより、炉から煙ガスを吸引し、同時に炉の雰囲気に新鮮な空気を供給します。それにより、絶えず十分な酸素が灰化プロセス中に行き渡ります。生じた空気は炉の加熱の際に流れ予熱されルため、ちょうど良い温度均一性が確保できます。生じた排ガスは、炉室から装備されたアフターバーニングへ流され、燃やされ触媒反応により洗浄されます。直接灰化プロセス(最高温度 600 ℃) に続くプロセスとしては最高温度 1100℃ まで可能です。
標準タイプ
- 灰化プロセスでは最高温度 600 °C
- 連続プロセスでは最高温度 1100 °C
- 三面加熱式(両面と底面)
- 装備された加熱ケーブル付きセラミックの加熱プレート
- EC 規則 No 1272/2008(CLP)に基づいてヒトに対する発がん性がないと分類されている断熱材だけを使用。ヒトに対して発がん性がある可能性があると分類されているケイ酸アルミニウムウール(RCF ファイバーとも呼ばれます)は使用していません。
- 低い外部気温と高い安定性のための、二重壁構造で炉の後壁に空気吸入口がある、ステンレス圧延板製のケーシング
- 炉の底面を保護する鋼鉄の収集桶
- バネに保護された炉の扉(ヒンジ式)の開閉は、意図せず扉が開くのを防ぐため、機械的に閂がかかります
- 排気経路での熱式/触媒式アフターバーニング、機能的な炉の最高温度は 600
- アフターバーニングの温度調整は 850 まで可能
- 監視された排気
- 底面の加熱プレートによる給気の予熱
- 停止温度を調節できる温度リミッターで炉とチャージを過熱から保護
- タッチスクリーン操作のコントローラーC550 (それぞれ 20 のセグメントのある 10 のプログラム)
- 操作説明書の枠内における規定どおりの使用
- ナーバサーム・コントローラー用NTLog Basic、プロセスデータをUSBスティックに記録