SVHT 2/24-W ~ SVHT 9/30-GR
SVHT シリーズのレトルト炉は VHT機種 (62 ページ以降) と比較して、真空度や最高温度の性能が更に優れています。タングステンヒーターを装備した SVHT ..-W シャフト炉は、高真空度でも最高温度 2400 ℃のプロセスが可能です。黒鉛ヒーターを装備したシャフト炉 SVHT ..-GR 機種は希ガス雰囲気では最高温度 3000 ℃のプロセスも可能です。
- 標準型炉室容量は 2 または 9 リットル
- 上から装入するシャフト炉
- ステンレスプレートを組み込んだフレーム構造
- 水冷式二重壁構造のステンレススチール容器
- 手動操作によるプロセスガス機能および真空機能
- 手動操作による不燃性プロセスガスパージ装置
- 人間工学的装入高さを実現するステップを炉の前に設置
- ガス圧ダンパーを装備した容器カバー
- 炉のハウジングに統合された作動・制御装置
- 操作説明書の枠内における規定どおりの使用
- 標準製品のその他の性能は62 ページ以降の VHT 標準モデルの内容を参照
ヒーターの選択肢
SVHT ..-GR
- 適用プロセス:
- 不活性/活性ガス雰囲気または真空下で、適した上限温度の監視
- アルゴンガス雰囲気で、最高温度は 3000
- 使用するポンプのタイプに応じて、 10-4 mbar 迄の真空度
- 加熱:円筒状に配備された黒鉛発熱体
- 断熱:黒鉛断熱
- 光学式パイロメーターによる温度計測
SVHT ..-W
- 不活性/活性ガス雰囲気または真空下のプロセスで、最高温度 2400 に対応
- 使用するポンプのタイプに応じて、 10-5 mbar 迄の真空度
- 加熱: 円筒状に配備されたタングステン加熱モジュール
- 断熱:タングステンおよびモリブデン製のスチールプレート
- サーモエレメントのCタイプによる温度測定
- プロセスガスの自動制御や可燃性ガスを使用するプロセス、安全システム等に対する追加装備は62ページ以降の VHT 機種を参照