炉室制御と装入制御
炉室制御では、作業管の外側の炉室内の温度だけを計測します。こうすることで、使用する熱電対の破損を防止して侵略的なチャージから保護します。オーバーシュートを回避するために、制御はゆっくりと行います。このモードでは、作業管内の温度は計測されないので、管内部のチャージの温度とコントローラに表示される炉室温度の著しい温度差が生じることがあります。 追加チャージ熱電対を使用して、「装入制御」モードで、炉室内の温度に加えて、作業管内部の温度を計測できます。こうすることで、チャージの温度を精確かつ迅速に制御できます。装入制御は、RD シリーズと RT シリーズを除くすべての管状炉で使用できます。
3 ゾーン炉室制御
加熱される長さは 3 つの加熱ゾーンに分割されています。温度計測は、作業管の外側の加熱線の間に配置された熱電対を使用してゾーン毎に行います。側面のゾーンは設定値オフセットによって中央のゾーンに対して制御されます。こうすることで、管端の熱損失を補填して、延長したゾーンで一定の温度(+/- 5 K)を達成できます。
自由に放射する発熱体
支持管上の発熱体は自由に放射して、優れた温度均一性を達成します。